エネルギー効率の国際比較とCO2削減ポテンシャル(発電部門)2014年8月
エネルギー効率等の国際比較は、温暖化対策の推進、排出削減の国際枠組み・目標の策定等にとって重要な情報となります。今回、最新分析として2011年時点の発電部門におけるエネルギー効率の国際比較を分析しました。
本分析結果からは、日本の石炭火力は、世界的に見ても優れた発電効率を維持していることが明らかになりました。
- 火力発電所の発電効率国際比較:2011年時点まで (PDFファイル394KB)
また別途、主要国における石炭火力発電CO2削減ポテンシャルについても運用補修と新設の効果を分離した推計を行いました。
その結果から、CO2削減ポテンシャルのうち高効率設備導入による削減ポテンシャルは大きいものの、運用補修による効果も大きく、海外石炭火力の運用補 修改善に日本が積極的に支援を行っていくことも重要であると考えられます。
- 主要国の石炭火力CO2削減ポテンシャルの評価:運用補修と新設の効果(PDFファイル609KB)