IPCC AR5等最新シナリオ動向を踏まえた排出削減分析2014年5月
最新のIPCC報告や最新のデータを踏まえつつ、長期の世界の温室効果ガス排出削減パスの可能性について、モデルを用いた分析・評価を行いました。また、その長期の世界排出パスのうち、2030年について国際衡平性の視点からの分析も行いました。国内においてはとりわけ原子力発電の見通しが不透明であり、原子力発電シナリオの違いによる経済的な影響についても同時に分析・評価を行いました。
これらの分析によって、COP19で各国に提出が要請され今後議論が活発化すると見られる2020年以降(2030年)の排出削減目標への示唆を得ました(平成26年4月11日掲載)。
- (概要版)IPCC最新報告および国際的な最新のシナリオ分析動向を踏まえた長期の温室効果ガス排出削減パスと中期の排出削減分担の分析(PDFファイル561KB)
- IPCC最新報告および国際的な最新のシナリオ分析動向を踏まえた長期の温室効果ガス排出削減パスと中期の排出削減分担の分析(PDFファイル1,422KB)
上記の分析について、RITE長期排出パス推計とIPCC WG3 AR5(2014年4月12日公表)の排出パスとの関係を説明することにより、WG3 AR5が意味するところを解説しました(平成26年4月21日掲載)。
- IPCC第3作業部会第5次評価報告書のシナリオ分析との関係の解説(PDFファイル1,068KB)
さらに、エネルギー技術の利用に関する分析の解釈の仕方について補足説明をしました(平成26年5月2日掲載)。
- IPCC第3作業部会第5次評価報告書のエネルギー技術選択の補足説明(PDFファイル979KB)