温暖化対策コスト評価およびその推計の前提となる投資の主観的割引率(投資回収判断年数)について2018年05月17日
国内外の研究機関等において各種の温暖化対策の評価が行われてきており、そこではモデルを用いて温暖化対策コストを評価しているものが多くあります。RITEでも、技術評価モデルDNE21+や経済モデルDEARSといったモデルを開発し、コスト評価を行ってきています。
RITEでは2009年に、DNE21+モデルのような技術積み上げ型の評価モデルでコスト推計をする際の重要な想定の一つでもある投資回収判断年数(主観的割引率)に関して、「投資回収年数(もしくは割引率)に関して」を掲載しました。
一方、RITEによるモデル分析の費用推計やその分析の前提としている投資の主観的割引率(投資回収判断年数)の想定について、一部において、十分な理解がなされないまま、批判的な論考が見られます。
本論考は、温暖化対策コスト評価や投資の主観的割引率についてのより良い理解のため、またRITEにおける2009年以降のモデル精緻化に関する概要の紹介のための解説です。
- 温暖化対策コスト評価およびその推計の前提となる投資の主観的割引率(投資回収判断年数)について(PDFファイル504KB)
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