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成果の概要の最後として、「 CO2希釈技術の開発」について説明します。「
CO2放出装置の要素開発」では、「希釈ノズル改良と希釈促進の要素技術開発」を目標として、
これまでに「大型高圧容器によるCO2放出実験によりノズルのCO2液滴サイズ制御条件を把握」し、また「パイプ後方乱流を利用したCO2拡散促進技術、パイプ限界曳航船速等の検討」するとともに、
「沖縄トラフ自然流出CO2液滴観測により希釈挙動モデルの予測精度の向上」を図ってきました。最終年度までには、「初期希釈率の向上」を目指して、「数十万倍初期希釈率実現性の検討」、「生物影響低減のための希釈方法の検討」を行うとともに、「
CO2送込み技術の検討」と「希釈挙動観測技術高度化」を行う予定です。 |
「 CO2分布予測モデル改良」では、「 CO2挙動予測モデル改良と実規模シミュレーション」を目標として、
「数百m〜百kmの中規模範囲のCO2希釈挙動を計算できるようにモデルを改良」することと、「地球シミュレータによる数1,000kmの広域モデルの開発に目途」をつけることができました。
今後は、「隔離想定海域のCO2希釈挙動の予測試行」および「地球シミュレータによる日本近海のCO2希釈挙動の予測試行」を行う予定です。 |
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