5月19日に大阪心斎橋にて「無機膜研究センター産業化戦略協議会総会及び第5回セミナー」を開催いたしました。無機膜研究センターでは、分離膜・支持体メーカー、ユーザー企業会員で構成される「産業化戦略協議会」を主催し、無機膜の産業化に向けた取り組みを推進しています。総会には会員企業16社からご出席をいただき、協議会の平成29年度の事業計画が承認されました。総会に引き続き行われた会員企業向けセミナーは、年4回開催をしているもので、会員企業様のほか、大学、研究機関から講師をお招きして、無機膜に関連する最新技術の動向を講演いただいて、活発な議論を行っています。今回は5回目のセミナーであり、42名の方々にご参加いただきました。
　今回の講演の内容は、「水素製造用膜反応器について」、「シリカ膜の開発状況について」、「水素社会の可能性について」、RITE無機膜研究センターからは、「独自性を有するピュアシリカゼオライトの開発状況」についてで、合計4つの最新技術の紹介がありました。
　いずれの講演も会場から活発な質問があり、熱心な議論が行われて、無機膜や水素社会の可能性と課題について理解できたと来場者から好評をいただきました。

　産業化戦略協議会では、研究会活動をはじめとして、無機膜を用いた環境・エネルギー技術の産業化に向けた様々な活動を推進しています。協議会にご興味をお持ちの方はこちらを参照ください。

産業化戦略協議会 総会	第5回 会員企業向けセミナー