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開催結果

2016年CSLF年次会合(2016年10月3日~7日開催)開催結果

 当機構は経済産業省と共に、2016年10月3日から7日まで東京でCSLF※1年次会合を開催しました。

 CSLFの技術グループ会合と政策グループ会合には、15か国からそれぞれ約50名が参加し、各グループの活動について議論したほか、CCSの最新動向についての情報共有を行いました。一連の会合の中で、日本が実施している苫小牧実証プロジェクトが、今後のCCSの普及・発展に貢献するプロジェクトとして、CSLFの認定を受けました。また、政策グループ会合ではチェコの加盟申請が承認されました。これは1年前のセルビアとルーマニアの加盟に続くものであり、CSLFの益々の活性化が期待されます。

 テクニカル・ワークショップには、CSLFメンバーのほか、国内の企業や研究機関のCCS関係者を含めて約100名が参加しました。参加者は、12件の講演を通じてCCSの最新動向への理解を深めました。日帰りで実施した苫小牧実証プロジェクトの現地見学には10か国からの35名が参加し、同プロジェクトの実施者である日本CCS調査株式会社の関係者との活発な質疑応答が見られました。日本で初めてとなる回収から貯留までの一環プロジェクトへの関心の高さがうかがえました。

 次回会合の開催地は未定ですが、中東での開催が検討されることになりました。

 

※1 CSLFについて
 CSLFは「Carbon Sequestration Leadership Forum(炭素隔離リーダーシップフォーラム)」の略称。CCUSの研究開発、実証、商業化のための国際協力の推進を目的として、米国の呼びかけにより2003年6月に設立された。加盟国は、本会合でのチェコの加盟により、25か国・1地域(欧州委員会)となった。「政策グループ」と「技術グループ」に分かれて活動しており、日本からはそれぞれ経済産業省と当機構が参加している。毎年、中間会合と年次会合と呼ばれる2回の会合を開催しており、今回の会合は年次会合にあたる。

開催概要

日 時
2016年10月3日(月)~7日(金)
会 場
フクラシア東京ステーション
主 催
経済産業省、公益財団法人地球環境産業技術研究機構

プログラム

 

プログラム 参加者数※2
10月3日(月) 技術グループのタスクフォース会合 30名
10月4日(火) 技術グループ会合 50名
10月5日(水) テクニカル・ワークショップ 100名
10月6日(木) 苫小牧実証プロジェクト現地見学 35名
10月7日(金) 政策グループ会合 50名

 

※2 参加国数:15か国(豪州、ブラジル、カナダ、チェコ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、韓国、オランダ、
ノルウェー、ポーランド、サウジアラビア、英国、米国)

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