イベント情報
CCSテクニカルワークショップ2016 -安全な大規模CO2地中貯留に向けて-(2017年1月19日開催)開催結果
2017年1月19日(木)、二酸化炭素地中貯留技術研究組合※主催、経済産業省共催の表記のCCSテクニカルワークショップが開催されました。
このワークショップは、「安全な大規模CO2地中貯留に向けて」をテーマとし、CCSに関連ある企業、大学、研究機関、省庁などから、365名と多数の参加を頂きました。
松岡俊文京都大学学際融合教育研究センター特任教授をモデレーターにお願いし、海外のCCS情勢に詳しい専門家を招聘し、米国エネルギー省が支援するCCS研究開発プログラム、進行中の大規模CCSプロジェクトである米国のDecaturプロジェクト、DOEのカナダのQuestプロジェクト、といった安全な大規模CO2地中貯留に向けて、技術的課題の他、法規制、社会的受容性等の課題の広範かつ具体的内容について、ご講演を頂きました。また、二酸化炭素地中貯留技術研究組合からも、日本における地中貯留技術研究開発の取組みとして、経済産業省事業である「二酸化炭素大規模地中貯留の安全管理技術開発」事業の概要について報告を行い、活発な意見交換により、CCSの理解促進のための有意義な情報発信、対話活動の機会となりました。
ご来場いただきました各位、ならびにワークショップ開催にご協力賜りました関係者各位に、改めて御礼申し上げます。
※二酸化炭素地中貯留技術研究組合
我が国の地質特性に適した実用化規模(100万トン/年)のCO2地中貯留技術の研究開発を実施するため、2016年4月に応用地質株式会社、国際石油開発帝石株式会社、石油資源開発株式会社、大成建設株式会社、国立研究開発法人産業技術総合研究所、公益財団法人地球環境産業技術研究機構により設立された。
開催概要
- 日 時
- 2017年1月19日(木) 10:00~17:30
- 会 場
- 虎ノ門ヒルズフォーラム メインホール(東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー5階)
- 主 催
- 二酸化炭素地中貯留技術研究組合
- 共 催
- 経済産業省
- 参加者数
- 365名
- 言 語
- 日本語、英語(同時通訳あり)
プログラム
※講演資料の無断転載は固くお断りいたします。
※本資料の内容を公表する場合は、事前に当機構CO2貯留研究グループの許可を受けてください。
(敬称略)
モデレーター:
京都大学 学際融合教育研究推進センター インフラシステムマネジメント研究拠点ユニット 特任教授 松岡 俊文
9:15- | 受付 | |
10:00-10:05 | 開会挨拶 | 二酸化炭素地中貯留技術研究組合 理事長 山地 憲治 |
10:05-10:10 | 共催者挨拶 | 経済産業省 産業技術環境局 地球環境連携室長 松村 亘 |
10:10-10:15 | 趣旨説明 | 京都大学 特任教授 松岡 俊文 |
10:15-11:15 | 講演1 |
「米国エネルギー省の支援するCCSのR&D」 Darin Damiani |
11:15-12:15 | 講演2 |
「米国イリノイ州における深部塩水層貯留のアップスケーリング: Sallie E. Greenberg |
12:15-13:30 | 昼食休憩 & ポスターセッション | |
13:30-14:30 | 講演3 |
「商業規模CCSに向けての準備ステージ」 Robert Finley |
14:30-15:30 | 講演4 |
「Quest CCSプロジェクト – 操業1年で得られた知見」 Simon O'Brien |
15:30-16:00 | コーヒーブレイク & ポスターセッション | |
16:00-17:00 | 講演5 |
「二酸化炭素地中貯留技術研究組合による取り組み」 二酸化炭素地中貯留技術研究組合 技術部長 薛 自求 |
17:00-17:10 | 総括 | 京都大学 特任教授 松岡 俊文 |
17:10-17:15 | 閉会挨拶 | 二酸化炭素地中貯留技術研究組合 理事 今村 聡 |