イベント情報
未来を拓く無機膜環境・エネルギー技術シンポジウム(2017年11月7日開催結果)
11月7日(火)に東京大学伊藤謝恩ホールにて「未来を拓く無機膜環境・エネルギー技術シンポジウム」を開催し、199名の方にご参加いただきました。
本シンポジウムは、無機膜研究センターの最新の研究開発成果や無機膜メーカーやそのユーザー企業とセンター内に立ち上げた産業化戦略協議会の取り組みを報告するとともに、無機膜を用いた環境・エネルギー技術の実用化・産業化に向けた展望について、経済産業省、第一線の研究者や企業経営層の方々を交え、幅広く考える機会として開催しました。
当日は、当機構茅陽一理事長の主催者挨拶、経済産業省製造産業局の及川洋審議官のご来賓挨拶に引き続き、当機構山地憲治研究所長の基調講演、早稲田大学教授松方正彦先生と東京工業大学特命教授の岡崎健先生から特別講演をいただきました。無機膜分離プロセスの必要性や課題、水素社会を構築する上で無機膜に大きな期待が寄せられていることがよく分かったと、ご来場の皆さまに好評でした。中尾真一無機膜研究センター長から当センターの活動報告を行った後、「無機膜を用いた革新的環境・エネルギー技術の産業化に向けて」と題したパネルディスカッションを行いました。無機膜メーカーおよびそのユーザー企業16社から構成される無機膜研究センター・産業化戦略協議会の会長を務めていただいている大阪ガスの久德博文顧問をコーディネーターに、経済産業省素材産業課革新素材室の沼舘建室長、日立造船の白木敏之常務、千代田化工建設の細野恭生参与、日揮の保田隆常務、そして当センターの中尾センター長をパネリストとして、無機膜を用いた環境・エネルギー技術の産業化に向けた現状と課題、今後の方向性に関するパネルディスカッションを行い、会場からの質問も交え熱心に議論いただきました。
来場の皆さまからは、無機膜の国際的な動向がよく分かった、近未来に実用可能なテクノロジーだと認識できた、など好評をいただきました。
開催概要
- 日 時
- 2017年11月7日(火) 13:00~17:30
- 会 場
- 伊藤謝恩ホール(東京)
- 主 催
- 公益財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)
- 後 援
- 経済産業省、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構、一般財団法人 エネルギー総合工学研究所、公益社団法人 新化学技術推進協会、一般社団法人 水素供給利用技術協会、一般財団法人 石油エネルギー技術センター、一般社団法人 日本ガス協会、燃料電池実用化推進協議会
- 協 賛
- 一般財団法人 ファインセラミックスセンター、公益社団法人 化学工学会、日本膜学会
- 参加者数
- 199名
プログラム
発表標題をクリックすると講演資料(発表スライド)をご覧いただけます。
なお、無断転載は固くお断りします。
13:00 | 主催者挨拶 地球環境産業技術研究機構 理事長 茅 陽一 |
13:05 | 来賓挨拶 経済産業省 製造産業局 審議官 及川 洋 |
13:10 | 基調講演 エネルギー環境戦略におけるイノベーションの役割 地球環境産業技術研究機構 理事・研究所長 山地 憲治 |
13:40 | 特別講演1 無機膜分離プロセスの最新動向と今後の展望 早稲田大学 教授 松方 正彦 |
14:25 | 特別講演2 水素社会実現に向けた動向と課題-CO2フリー水素と無機膜の役割- 東京工業大学 特命教授 岡崎 健 |
15:10 | 休憩 |
15:25 | 活動報告「無機膜研究センターの研究成果と今後の計画」 地球環境産業技術研究機構 無機膜研究センター長 中尾 真一 |
16:05 | パネルディスカッション 「無機膜を用いた革新的環境・エネルギー技術の産業化に向けて ~無機膜研究センター・産業化戦略協議会の意義~」 プレゼンテーション: 「無機膜研究センター・産業化戦略協議会の概要と活動」 大阪ガス株式会社 顧問 久德 博文(産業化戦略協議会会長) コーディネーター: 大阪ガス株式会社 顧問 久德 博文(産業化戦略協議会会長) パネリスト:
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17:20 | 閉会挨拶 地球環境産業技術研究機構 専務理事 本庄 孝志 |
※開催案内のリーフレットはこちらからご覧いただけます。