イベント情報
気候変動の緩和策について考えよう-IPCC1.5℃特別報告書と第6次評価報告書-(2019年3月6日開催)開催結果
経済産業省及びRITEは、3月6日(水)に虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「気候変動の緩和策について考えよう-IPCC1.5℃特別報告書と第6次評価報告書-」と題するシンポジウムを開催しました。本シンポジウムでは、IPCC第三作業部会(温室効果ガスの排出削減等、気候変動の緩和に係る作業部会)の共同議長であるJim Skea博士をお招きし、「IPCC 1.5℃特別報告書と第6次評価報告書第三作業部会報告書の計画」と題し、IPCC報告書作成のプロセス、1.5℃特別報告書の概要、また、第6次評価報告書に盛り込まれる重要な論点や取り組み課題等に関して基調講演をいただきました。これを受けて、RITEシステム研究グループ秋元グループリーダーから「1.5℃排出経路および緩和費用と低エネルギー需要社会実現のインパクト」と題し、1.5℃特別報告書で提示された低エネルギー需要シナリオや第6次評価報告書に向けた課題について、またJST低炭素社会戦略センターの田中加奈子主任研究員からは「IPCC報告書における産業部門への期待」と題し、気候変動問題に対する産業界の取組みや将来への期待について講演をいただきました。更に、後半のパネルディスカッションでは、モデレータをRITEの山口光恒参与にお願いして、パネリストには講演者に加えて日本経団連の手塚宏之氏、国立環境研究所の山形与志樹主席研究員にも登壇頂き、IPCCへの期待と課題や温暖化対策への取組みについて、参加者の方々からの質問も織り交ぜながら広範な視点から議論を行いました。
開催概要
- 日 時
- 2019年3月6日(水) 13:00~17:00(受付開始12:30)
- 会 場
- 虎ノ門ヒルズフォーラム 4FホールB(東京都港区虎ノ門1-23-3)
- 主 催
- 経済産業省
- 共 催
- 公益財団法人地球環境産業技術研究機構
- 参加者数
- 269名
- 言 語
- 日本語、英語(同時通訳あり)
プログラム
講演タイトルをクリックすると、講演資料(PDF)をご覧いただけます。
なお、資料の無断転載は固くお断りいたします。
13:00 | 主催者挨拶 信谷 和重(経済産業省 大臣官房審議官(環境問題担当)) |
13:05 | 共催者挨拶 茅 陽一(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 理事長) |
13:10 | 基調講演 『IPCC 1.5℃特別報告書と第6次評価報告書第三作業部会報告の計画』 Jim Skea(IPCC 第三作業部会 共同議長) |
13:50 | 講演 『1.5℃排出経路および緩和費用と低エネルギー需要社会実現のインパクト』 秋元 圭吾(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 システム研究グループリーダー・主席研究員) |
14:20 | 講演 『IPCC報告書における産業部門への期待』 田中 加奈子(国立研究開発法人 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター 主任研究員) |
14:50 | 休憩 |
15:05 | パネルディスカッション 「IPCCへの期待と課題、及び温暖化対策への取り組みについて」 モデレータ: 山口 光恒(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 参与) 『1.5℃特別報告書の評価とAR6への期待』 パネリスト(五十音順):
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16:55 | 閉会挨拶 本庄 孝志(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 専務理事) |
講演要旨集(PDF)はこちらからご覧いただけます。
お問合わせ
(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE) 企画調査グループ 出口、小林
〒619-0292 京都府木津川市木津川台9-2
TEL: 0774-75-2302
E-mail:symposium@rite.or.jp