イベント情報
革新的CO2分離回収技術シンポジウム ~地球温暖化防止に貢献する固体吸収材及び膜による分離回収技術の最新動向~(2021年2月2日開催)開催結果
このシンポジウムは、公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)および次世代型膜モジュール技術研究組合(MGM組合)※が、NEDO委託事業において研究開発している「固体吸収材および分離膜によるCO2分離回収技術」の進捗に加え、大学や企業から国内外のCCUSに関わる技術動向について広く最新の情報を共有する目的で開催致しました。
本シンポジウムでは、基調講演として、RITE山地副理事長より、「CCUS実用化への展望と課題」について講演致しました。続く招待講演では、名古屋大学の則永行庸教授より、化学吸収法によるCO2分離回収の新展開」について、日揮 ホールディングス㈱の長谷川裕晃様より、「CO2-EORおよび天然ガス事業におけるCO2分離向けDDR型ゼオライト膜プロセスの開発」について、それぞれご講演頂きました。
RITEからは、余語副主席研究員より「二酸化炭素固体吸収材の実用化に向けた研究開発の進展」について、MGM組合からは、中尾専務理事より「二酸化炭素分離膜モジュール実用化研究開発の進捗について」、それぞれ報告致しました。
今回は、新型コロナウイルスの感染防止のため、会場での開催は急遽中止し、WEB配信のみによる講演に変更したため、例年実施しているポスターセッションは行いませんでした。しかしながら、WEB参加者は昨年度の倍以上に増え、635名の方にご参加頂き、WEBシステムを利用した質問も多数寄せられ、活発な質疑応答がなされました。
各講演を通じて、官民挙げて取り組んでいる地球温暖化防止に貢献するCO2削減に関する研究活動と、RITEおよびMGM組合におけるCO2分離回収技術の開発についてご理解を深めて頂くことができました。
ご参加いただきました各位、シンポジウム開催にご協力を賜りました関係各位に、改めて御礼申し上げます。
※次世代型膜モジュール技術研究組合
- IGCC等からのCO2分離・回収技術において、CO2分離・回収コストを大幅に低減しうる革新的な技術である分子ゲート膜モジュールの実ガス試験による実用化研究開発を組合員共同で開発することを目的に、2011年2月17日に設立された。2016年度からは、住友化学株式会社および公益財団法人地球環境産業技術研究機構が組合員として研究開発を実施している。
開催概要
- 日 時
- 2021年2月2日(火) 13:00~16:30
- 会 場
- WEB配信
- 主 催
- 公益財団法人地球環境産業技術研究機構、次世代型膜モジュール技術研究組合(組合員:住友化学㈱、(公財)地球環境産業技術研究機構)
- 共 催
- 経済産業省、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
- 後 援
- Global CCS Institute、公益社団法人新化学技術推進協会、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会、日本CCS調査株式会社
- 協 賛
- 公益社団法人化学工学会、公益社団法人高分子学会、公益社団法人日本化学会、日本膜学会
- 参加者数
- 635名
- 参加費
- 無料
- 言 語
- 日本語
プログラム
発表標題をクリックすると講演資料をご覧いただけます。
掲載できないページや情報は省いておりますので、当日の講演資料とは異なる箇所がございますが、ご了承願います。
なお、無断転載は固くお断りします。
13:00 |
開会 |
13:00 |
主催者挨拶 (公財)地球環境産業技術研究機構 理事長 茅 陽一 |
13:05 |
共催者挨拶 経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部 石炭課 課長 土屋 博史 |
13:10 |
共催者挨拶 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 環境部 部長 田中 秀明 |
13:15 |
基調講演 (公財)地球環境産業技術研究機構 副理事長 山地 憲治 |
13:50 |
招待講演① 名古屋大学 大学院工学研究科 教授 則永 行庸 |
14:25 |
招待講演② 「CO2-EORおよび天然ガス事業におけるCO2分離向けDDR型ゼオライト膜プロセスの開発」 日揮 ホールディングス㈱ サステナビリティ協創部 技術開発グループ チームリーダー 長谷川 裕晃 |
15:00 |
休憩 |
15:15 |
活動報告① (公財)地球環境産業技術研究機構 副主席研究員 余語 克則 |
15:50 |
活動報告② 次世代型膜モジュール技術研究組合 専務理事 中尾 真一 |
16:25 |
閉会挨拶 次世代型膜モジュール技術研究組合 理事長 栗本 勲 |
16:30 |
閉会 |