イベント情報
IPCCシンポジウム「IPCC第6次評価報告書から気候変動緩和策の最新知見を学ぶ」(2022年5月19日開催)
経済産業省およびRITEは、2022年5月19日(木)、IPCCシンポジウムを開催します。
気候変動に関する最新の科学的知見を提供する役割を担う「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、今年4月に、気候変動の緩和に関する最新レポートとして、第6次評価報告書第三作業部会(WG3)報告書を公表しました。この報告書は、昨年8月の第一作業部会(WG1)報告書(気候変動の自然科学的根拠)、今年2月の第二作業部会(WG2)報告書(気候変動の影響・適応・脆弱性)に続いて公表された評価報告書であり、気候変動の緩和について、最新の科学的知見に基づき包括的な評価が行われています。今回、この第6次評価報告書 第三作業部会報告書の概要、および、気候変動の緩和に関する最新の知見を学ぶことを目的として、IPCCシンポジウムを開催します。
本シンポジウムでは、この報告書の全体取り纏めを担当されたIPCC第三作業部会の共同議長のJim Skea博士を英国からお招きして、この評価報告書に込められた市民社会へのメッセージと気候変動の未来についてご講演いただきます。また、この報告書の作成に関わられた我が国の執筆者の中から、秋元圭吾氏(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構、政策決定者向け要約・第17章「持続可能な開発の文脈での遷移加速」の主執筆者)、森田香菜子氏(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所、第15章「投資とファイナンス」の主執筆者)にご講演いただくとともに、エネルギー、産業、金融の各分野から有識者の方々をお招きして、「IPCC第6次評価報告書に基づいて、グローバルな緩和に短・中長期的にどう取り組むか」と題したパネルディスカッションを行います。
IPCCの評価報告書や気候変動の緩和策にご関心をお持ちの多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
開催概要
- 日 時
- 2022年5月19日(木)13:00~17:10(受付開始 12:30)
- 会 場
- イイノホール(東京)および、オンライン
オンラインで参加登録された方には参加のためのリンクをお送りいたします。 - 主 催
- 経済産業省
- 共 催
- 公益財団法人地球環境産業技術研究機構
- 参加費
- 無料
- 申込締切
- 定員になりましたので参加申し込みを締め切らせていただきました。
- 言 語
- 日本語、英語(同時通訳あり)
プログラム
講演タイトルをクリックすると、講演資料(PDF)をご覧いただけます。
要旨集(登壇者のCV、講演要旨、パネルディスカッションの論点など)はこちらからご覧いただけます。
なお、資料の無断転載は固くお断りいたします。
13:00 | 主催者挨拶 木原 晋一(経済産業省 大臣官房審議官(環境問題担当)) |
共催者挨拶 山地 憲治(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 理事長) | |
13:10 | 基調講演 「IPCC’s Mitigation Assessment: Conclusions from AR6 and Future Challenges」 Jim Skea(IPCC 第三作業部会 共同議長) 講演要旨 ※本要旨は要旨集には含まれておりません。 |
13:50 | 講演 「IPCC WG3報告書の補足的な見方と直近のエネルギー情勢からの視点」 秋元 圭吾(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 システム研究グループリーダー・主席研究員) |
14:20 | 講演 「1.5℃目標達成に向けた社会システム変革の必要性」 森田 香菜子(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 生物多様性・気候変動研究拠点 気候変動研究室 主任研究員) |
14:50 | 休憩 |
15:05 | パネルディスカッション 「IPCC第6次評価報告書に基づいて、グローバルな緩和に短・中長期的にどう取り組むか」 モデレータ: 有馬 純(東京大学 公共政策大学院 教授) 「1.5 Celsius Goals: Challenges Ahead」 パネリスト(五十音順):
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17:05 | 閉会挨拶 本庄 孝志(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 専務理事) |
開催案内のリーフレットはこちらからご覧いただけます。
お問合わせ
(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE) 企画調査グループ 出口、鈴木、小林
〒619-0292 京都府木津川市木津川台9-2
TEL: 0774-75-2302
E-mail:symposium@rite.or.jp
備考
当日はクールビズにて実施させていただきますので、軽装でお越し下さいますようお願いいたします。