イベント情報
革新的CO2分離回収・有効利用技術シンポジウム ~地球温暖化防止に貢献するCO2分離回収・利用技術の最新動向~(2024年2月7日開催結果)
本シンポジウムは、METI、NEDOおよび次世代型膜モジュール技術研究組合に共催のご協力・ご支援を得て、会場とオンライン(ライブ配信)のハイブリッド形式で開催致しました。
METIの羽田様の講演では国のカーボンマネジメント政策を包括的に理解できたと大変好評でした。続く招待講演①は、米国でDAC技術を事業展開されているGlobal Thermostat社CEOのPaul Nahi様にご講演頂き、米国におけるCCUSの状況や自社のDACビジネスモデル、コストダウンの考え方などについて詳しく伺う事が出来ました。同社の日本法人であるGlobal Thermostat Japan社菊池様は、日本での事業展開の動向について話され、大変多くの方が興味深く聞いておられました。
招待講演②では日鉄エンジニアリング㈱萩生様がCO2回収装置(ESCAP)の実用化の状況と課題解決について講演されました。民間企業の最新動向を知れて良かったとのご意見が多数寄せられました。
45分間の休憩時間では4年ぶりにポスター展示を行いました。RITEの他、産業化戦略協議会会員の日立造船㈱様、日揮ホールディングス㈱様、日本ガイシ㈱様および本シンポジウムにご後援頂いているGCCSI様にも出展して頂きました。非常に沢山の方がセッション会場に足を運んでくださり、現場の研究者と直接交流でき、シンポジウムでの質疑応答よりも踏み込んだ話が出来て良かったと、大変好評でした。
後半は、RITEの余語グループリーダーより化学研究グループにおける活動内容を紹介させて頂きました。設立を予定している実ガス試験センターには多くの期待が寄せられていることを実感致しました。最後にRITEがNEDO事業で行っている固体吸収材と膜分離技術について、各担当の主任研究員より進捗報告し、本シンポジウムを終了致しました。
本シンポジウム開催にあたり、ご講演下さった企業の皆様、運営にご協力いただいた後援・協賛の団体企業の皆様、ご参加下さった皆様に厚く御礼申し上げます。
本シンポジウムのリーフレットはこちらからご覧いただけます。
開催概要
- 日 時
- 2024年2月7日(水)13:00~17:30(受付開始12:30)
- 会 場
- 東京大学 伊藤国際学術研究センター B2F伊藤謝恩ホール
- 主 催
- 公益財団法人地球環境産業技術研究機構
- 共 催
- 経済産業省、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、次世代型膜モジュール技術研究組合
- 後 援
- 日本CCS調査(株)、Global CCS Institute、(公社)新化学技術推進協会、(公社)2025年日本国際博覧会協会、(一財)エネルギー総合工学研究所、(一社)水素供給利用技術協会、(一財)石油エネルギー技術センター、(一社)日本ガス協会、燃料電池実用化推進協議会
- 協 賛
- (一社)日本膜学会、(公社)化学工学会、(公社)高分子学会、(公社)日本化学会、(一財)ファインセラミックスセンター
- 参加者数
- 会場参加197名、WEB参加1115名
- 定 員
- 会場300名、WEB聴講1,000名
- 参加費
- 無料
プログラム
以下に添付の資料は、掲載不可の箇所は省いておりますので、実際の講演資料とは異なっている場合がございます。ご了承下さい。
13:00 開 会
13:00‐13:05 主催者挨拶 (公財)地球環境産業技術研究機構 理事長 山地 憲治
13:05‐13:10 共催者挨拶 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 環境部 部長 福永 茂和
13:10‐13:50 基調講演 「GXに向けたカーボンマネジメントの取り組み」
経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部
燃料環境適合利用推進課長(カーボンマネジメント課長) 羽田 由美子
13:50‐14:30 招待講演➀ 「Global Thermostatの戦略方針と米国のCCUS状況について」
Global Thermostat CEO Paul Nahi
「Global Thermostat Japanの日本における活動内容」
Global Thermostat Japan Managing Director 菊池 英俊
14:30‐15:10 招待講演➁ 「先進的CCS事業と省エネ型CO2分離回収技術(ESCAP)」
日鉄エンジニアリング(株) 環境・エネルギーセクター シニアマネジャー
15:10‐15:15 ポスター・展示の案内
15:15‐16:00 ポスター・展示 多目的ホール
⑥無機膜の開発、⑦膜反応器、⑧MCH脱水素、⑨メタン直接分解による水素製造
【産業化戦略協議会 会員】
⑪日立造船株式会社
【後援】
⑬Global CCS Institute
16:00‐16:25 活動報告➀ 「CO2分離回収・有効利用技術開発の動向とRITEの取り組みについて」
(公財)地球環境産業技術研究機構 化学研究グループ グループリーダー 余語 克則
16:25‐16:55 活動報告② 「固体吸収材を用いたCO2分離回収技術の開発状況」
同 主任研究員 木下 朋大
16:55‐17:25 活動報告③「膜分離技術を用いたCO2分離回収・有効利用技術の開発状況」
同 主任研究員、次世代型膜モジュール技術研究組合 瀬下 雅博
17:25‐17:30 閉会挨拶 (公財)地球環境産業技術研究機構 専務理事 本庄 孝志
17:30 閉 会
お問合わせ
公益財団法人地球環境産業技術研究機構
化学研究グループ(シンポジウム事務局)
龍治(りょうじ)、菰野(こもの)
Mail:bunrisympo@rite.or.jp
TEL:0774-75-2305