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2014年11月24日
まほろば・けいはんなSSHサイエンスフェスティバルで科学を志す学生さんたちに講演を行いました
2014年11月8日にけいはんなプラザで開催された「奈良県立奈良高等学校SSH事業 まほろば・けいはんなSSHサイエンスフェスティバル」において、「地球温暖化問題への科学者の挑戦 ~世界の最前線からの報告とCO2地中貯留計画~」と題した講演を行いました。講演では、当機構のシステム研究グループ秋元圭吾グループリーダーとCO2貯留研究グループ薛自求主席研究員がそれぞれ講師を務めました。
2014年10月末に発表されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次統合評価統合報告書の代表執筆者を務める秋元グループリーダーからは、この報告書がまとめられた経緯や、地球温暖化問題について科学者の立場から解説しました。また、CO2貯留技術の第一人者である薛主席研究員の講演では、まず始めに、原始地球から現在の地球に至る地球の成り立ちや地下資源である化石燃料について解説した後、CO2貯留について紹介し、地中に貯留したCO2モニタリング技術や、CO2が固定されるメカニズムについて解説しました。
今回の聴衆は科学に興味のある高校生がメインでしたので、講師のお二人から自身の研究者に至る経緯に加えて科学を志す学生たちへのメッセージを伝えると、学生さんたちは真剣なまなざしで耳を傾けていました。
秋元グループリーダーの講演 | 薛主席研究員の講演 | |
会場の様子 |