トピックス
2015年10月13日
奈良学園登美ヶ丘中学校の生徒さんが訪問されました
2015年9月24日、奈良学園登美ヶ丘中学校の3年生6名の生徒さんがキャリア教育の一環としてRITEを訪問され、地球温暖化問題やその対策技術についてご紹介しました。
地球温暖化問題についての解説の中では、二酸化炭素の性質を学んでもらうため、生徒さん自身で二酸化炭素の液化実験を行ってもらいました。これは圧縮発火機という実験器具を用いてドライアイスに圧力をかけ、ドライアイスが液体に変化する様子を観察する実験で、生徒さん達はドライアイスが液体に変わる様子と、圧力を緩めると再びドライアイスに戻る様子に驚きながら楽しく実験を行っていました。実験に続いて、RITEが取り組んでいる地球温暖化対策技術全般についての説明と実験室の見学を行い、生徒さんからは、CCSでの二酸化炭素の貯留可能量や二酸化炭素分離膜の仕組みなどについての質問が出ました。また研究のやりがいや難しさについて研究員からの声を紹介すると、生徒さん達はメモを取りながら熱心に聞いていました。学習の後には所員に交じって食堂で昼食を摂ってもらい、研究所内の日常の様子に少し触れて頂けたのではないかと思います。
RITEでは地球温暖化問題に関する次の世代への教育が重要と考えており、周辺地域の小中高生を対象に、今回のような校外学習の受け入れや出前授業などを行っています。詳細についてはウェブサイトよりお問い合わせください。
講義の様子 | ||
実験の様子 |