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2015年12月 8日
京都府精華町立精華西中学校の生徒さんが訪問されました
2015年11月13日、京都府精華町立精華西中学校の1年生10名の生徒さんがキャリア教育の一環として、中学校近隣の研究施設であるRITEを訪問されました。
まず地球温暖化問題の原因と仕組み、地球温暖化がもたらす影響についての解説と、その対策技術としてRITEが取り組んでいる二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術の講義を聞いて頂きました。さらに、CCSに対する理解を深めてもらうため、東京理科大学の川村康文教授が考案された地層モデルを用いて、貯留層の上部にキャップロックがあることにより二酸化炭素が漏れ出ることなく地中に留まる仕組みを、実験を行いながら説明しました。また、身近な地球温暖化対策を考えるきっかけにしてもらうため、環境学習教材を使ったボードゲームもして頂きました。これは蛇と梯子と呼ばれる一種のすごろくゲームを応用したもので、止まったマスに応じて、地球環境に良いこと・悪いことを考えてもらうものです。生徒の皆さんからは、節電、節水、公共交通機関の利用、森林伐採、電気の点けっぱなし、エアコンの使い過ぎなど様々な意見が出ました。
生徒の皆さんにとってCCSは初めて触れる技術のようでしたが、地層モデルの実験を見ることで、二酸化炭素が漏れない仕組みを実感してもらえたと思います。
※RITEでは地球温暖化問題に関する次の世代への教育が重要と考えており、小中高生を対象に校外学習の受け入れや出前授業などを行っています。詳細についてはウェブサイトよりお問い合わせください。
講義の様子 | 実験の様子 | |
ボードゲームの様子 |