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2016年2月 8日
京都府精華町立精華南中学校の生徒さんが訪問されました
2016年1月21日、京都府精華町立精華南中学校の1年生4名の生徒さんが「学研都市企業訪問学習」の一環としてRITEを訪問されました。
生徒の皆さんは地球温暖化の原因が二酸化炭素であることはご存知でしたが、さらに二酸化炭素の性質について理解を深めてもらうため、いくつかの実験をまじえて説明を行いました。まず、ドライアイスの液化実験をしてもらいました。ドライアイスが液体に変化する様子を見て、生徒の皆さんは驚きの声を上げていました。次に、二酸化炭素が持つ性質と人為起源の排出が増え続けている現状を紹介し、二酸化炭素が地球温暖化の原因と言われている理由を説明しました。RITEの研究内容については、二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術を中心に紹介しましたが、ドライアイスの液化実験で二酸化炭素が液体になることを先に見ていたので、貯留層に圧入された二酸化炭素が地層水を押しのけながら広がっていくことをよりイメージしやすかったようです。最後に、東京理科大学の川村康文教授が考案された地層モデルを用いた実験を行い、上部にキャップロックがあることにより二酸化炭素が漏れ出ることなく貯留層に留まる仕組みを実感してもらいました。
生徒の皆さんは、今回の訪問を通じて、二酸化炭素が地球温暖化の原因と言われている理由と温暖化対策技術であるCCSについてより理解を深めて頂けたのではないかと思います。
※RITEでは地球温暖化問題に関する次の世代への教育が重要と考えており、小中高生を対象に校外学習の受け入れや出前授業などを行っています。詳細についてはウェブサイトよりお問い合わせください。