2016年10月13日、スーパーサイエンスハイスクール（SSH）指定校である島根県立益田高等学校の1年生22名の生徒さんが関西研修の一環としてRITEを訪問されました。

　前半は、RITEの概要説明や各研究グループの実験室見学を通して、RITEで行っている取り組みの全般を紹介しました。生徒さん達は、熱心にメモをとったり実験器具について質問するなど、とても興味深そうな様子でした。また、今回訪問された生徒さんたちの多くが理数系の進路を考えられているということで、化学研究グループの若手の藤木研究員から、自身の専門であるCO₂の固体吸収法についての説明に加え、生徒さんたちの参考になるように、これまでの研究者としての経験や高校生の皆さんへのアドバイスなどをお話ししました。

　後半は、RITEの主要な研究分野であるCCSを詳しく知ってもらうために、地球温暖化問題とCCS技術について解説した後、生徒さん達によるプレゼンテーションの時間を持ちました。CCSについて事前学習で調べてきたことを班ごとにまとめ、「CCS技術の概要、メリット・課題を紹介する」というテーマで１分間の発表をしていただきましたが、どの班の発表も要点を押さえたとてもよい内容でした。

　今回のRITEへの訪問が、科学や地球温暖化対策技術への興味を深めるきっかけになれば幸いです。

　

※ RITEでは、次の世代への地球温暖化問題に関する環境教育活動として、小中高生を対象に校外学習の受け入れや出前授業などを行っています。詳細についてはRITE企画調査グループ広報・産業連携チーム（outreach@rite.or.jp）までお問い合わせください。

　

講義の様子
生徒さん達によるプレゼンテーション