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2017年1月18日
精華町立精華西中学校の生徒さんが訪問されました
2016年11月18日、精華町立精華西中学校1年生10名の生徒さんがキャリア教育の一環として、けいはんな学研都市の研究施設であるRITEを訪問されました。
まずセミナーを行い、地球温暖化が起こる仕組みについてクイズや実験を交えて解説し、温暖化を防ぐためにRITEが研究しているCCS(二酸化炭素回収・貯留技術)について紹介しました。実験では、空気と二酸化炭素がそれぞれ入ったペットボトルを一定温度まで温め、温度の下がり方を比べました。生徒さん達に温度の計測をしてもらい、二酸化炭素の方が冷めにくいことを確認することで、温室効果について実感を持って理解していただけたのではないかと思います。
セミナーに続いて、班に分かれて「蛇と梯子」というすごろく形式のゲームを行いました。これは自分達で出来る温暖化対策を考えてもらうための教材で、環境に良いこと・悪いことについて意見を出してもらいました。どの班も真剣に話し合っている様子が印象的でした。
最後に、生徒の皆さんからの質問にお答えする時間を持ちました。CCSや水素に関する質問が出て、しっかりと事前勉強をして来られたことが伺えました。また、この仕事を選んだきっかけは何か、どうして環境問題に興味を持ったのか、と言ったキャリアの選択に関する質問もあり、生徒さん達はメモを取りながら熱心に回答に耳を傾けていました。
今回のRITEへの訪問が、近隣の研究施設や地球温暖化問題への関心や理解を深めるきっかけになれば幸いです。
※ RITEでは、次の世代への地球温暖化問題に関する環境教育活動として、小中高生を対象に校外学習の受け入れや出前授業などを行っています。詳細についてはRITE企画調査グループ広報・産業連携チーム(outreach@rite.or.jp)までお問い合わせください。
セミナーと実験の様子 |
ゲームの様子 |