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2017年10月16日
奈良学園登美ヶ丘中学校の生徒さんが訪問されました
2017年9月28日、奈良学園登美ヶ丘中学校3年生12名の生徒のみなさんがキャリア教育の一環としてRITEを訪問されました。
まず、RITEの全体概要をご説明し、続いて地球温暖化問題とその対策技術であり当機構の研究分野の一つであるCCS(二酸化炭素回収・貯留技術)について、簡単な実験を交えながら解説しました。CCSに関する実験では、実際の貯留サイトから採取した地層のサンプルを用いてCO2を貯留する層とCO2を閉じ込めるフタの役割をする層との違いを理解してもらいました。またCO2を圧縮して輸送・貯留することをイメージしていただくために、常温では暖められると直接気体になるドライアイス(CO2)が、圧力が高い状態では液体になる様子を観察してもらいました。次に、バイオ研究グループの須田研究員が、実験室の装置などを見せながら、遺伝子解析やバイオ燃料開発などバイオグループで行っている研究を紹介しました。実際に研究に携わっている研究員の話に、生徒さん達は熱心に耳を傾けていました。
今回の見学が、日々の生活の中で温暖化問題に関心をもつきっかけとなり、また進路を考える際の参考になりましたら幸いです。
※ RITEでは地球温暖化問題に関する次の世代への環境教育活動として、小中高生を対象に校外学習の受け入れや出前授業などを行っています。詳細についてはRITE企画調査グループ広報・産業連携チーム(outreach@rite.or.jp)までお問い合わせください。