トピックス
2018年10月26日
日本版タラノア対話ポータルサイト「タラノアJAPAN」にRITEの投稿が掲載されました。
地球環境産業技術研究機構(RITE)は、日本版タラノア対話ポータルサイト「タラノアJAPAN - 未来を拓く、あなたの温暖化対策 優良事例ポータル」に以下の2つのトピックを投稿致しました(2018年10月25日付)。タラノア対話は、パリ協定の長期目標達成に向け、政府、企業、自治体、研究機関、NGOなど、あらゆる主体が参加して実施されているもので、RITEでは研究機関として貢献致します。
【ストーリー】
○ NDCsの排出削減努力の評価・国際比較:野心度向上に向けて
RITEは、米国未来資源研究所(RFF)等と協力しつつ、各国NDCsの排出削減目標について、排出削減努力を評価する方法論の開発を行っています。複数の適切な指標を採用し、評価を行うことの必要性を指摘してきており、GDP比排出量、CO2限界削減費用、GDP比削減費用等、複数の指標について、主要国のNDCsの定量的な分析を行いました。また、NDCsの排出削減が、各国、各製造業等の国際競争力にどのような影響をもたらすかについて経済モデルを用いて定量的に分析し ています。世界における排出削減の実効性を高め、また持続的な枠組みとしていくためには、排出削減努力の国際的な協調が極めて重要であることを指摘しました。
「未来を拓く、あなたの温暖化対策 優良事例ポータル-タラノア Japan」気候変動への取り組み事例(ストーリー)
【イベントレポート】
○ 低エネルギー需要社会、グリーン成長に向けた課題検討
RITEでは、国際応用システム分析研究所(IIASA)と共催し、低エネルギー需要社会実現の機会と課題の検討を行う国際ワークショップを2018年9月に奈良で開催しました。工学者、経済学者のみならず、社会学者も含めて議論を行いました。IT等情報技術の進展とその幅広い波及に伴って期待できる運輸におけるカーシェア、ライドシェアによる低エネルギー需要化の機会、食料需給全体における様々な低GHG排出の機会等について議論を行いました。