International Energy Workshop (IEW) 2005 開催結果概要
エネルギーシステム・経済・技術、地球環境・温暖化等に関する世界の研究者・技術者、政策立案者165名が集まり、最新の研究開発の状況の発表、及び討議が行われた。
(1)7月5日全体セッション
森田(IEEJ)がアジアのエネルギー問題の概要を、松野(海洋研究開発機構)が将来の気候変動予測の最近の研究を発表した。その後、Howells(ケープタウン大)が地球温暖化防止に向けての南アフリカの基本的取り組みを、また渡邉(トヨタ自動車)が温暖化防止に向けてのカーメーカーの先端技術を紹介した。
(2)7月6日全体セッション
甲斐沼(国立環境研究所)が温室効果ガス削減のポテンシャルとコストについて、Manne(スタンフォード大)が不確実性存在下での気候政策を、Blandfordが気候変動対策の地球規模の技術開発ポートフォリオを述べた。また森(東京理科大)は地球温暖化アセスメントシステム開発プロジェクトを、秋元(RITE)は世界の天然ガス供給の分析を発表した。
(3)7月7日全体セッション
Liu(IEEJ)が中国の2020年までのエネルギー需給見通しを、坂本(経済産業省)が気候変動における持続可能な将来に向けての枠組みを、Schrattenholzer(IIASA)が温室効果ガス対策における各国の負担分担についての政策可能性を述べた。さらに茅(RITE)が水素システムの総合的なアセスメントを、Read(マッセー大学)がバイオエネルギー市場の構築について述べた。
また三日間とも、午後は三つの会議室においてパラレルセッションを行った。
各セッションとも、それぞれの分野の第一線で活躍する講演者の発表と、それに関する自由・活発な討議が行われ、地球規模の温暖化対策とエネルギー問題を考えていく上で極めて有意義なものとなった。
【主催・支持団体】
・国際応用システム分析研究所(International Institute for Applied Systems Analysis (IIASA))
・エネルギーモデリングフォーラム(Energy Modeling Forum (EMF))
・国際エネルギー機関(International Energy Agency (IEA))
・米国電力研究所(EPRI)
・(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)
・(財)電力中央研究所(CRIEPI)
・(財)日本エネルギー経済研究所(IEEJ)
・エネルギー・資源学会(JSER)
・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
開催概要
- 日 時
- 2016年2月10日(水) 10:00~16:50
- 開催場所
- ぱ・る・るプラザ京都(京都)
プログラム
7月5日 | 午前 全体セッション 午後 パラレルセッション (テーマ) ・不確実性の管理と気候変動 ・気候変動への技術的対応 ・方法論 |
7月6日 | 午前 全体セッション 午後 パラレルセッション (テーマ) ・エネルギー・経済・気候の長期推計 ・気候の緩和と適応 ・温暖化政策と緩和 |
7月7日 |
午前 全体セッション |
お問合わせ
事務局:友田利正
〒619-0292 京都府相楽郡木津町木津川台9-2
(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE) システム研究グループ
TEL: 0774-75-2304 FAX: 0774-75-2317 E-mail: tomoda
注)E-mailアドレスは、末尾に"@rite.or.jp"がつきます。
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