原子力と中長期のエネルギー・経済・CO2分析2012年5月
2011年3月11日に発生した東日本大震災それに伴う福島第一原発の事故により、わが国のエネルギー政策は抜本的な見直しが必要となっています。その意思決定にあたっては、エネルギー・経済・環境における整合的、総合的、定量的な分析が必要です。
本報告では、原子力発電の見通しの違い、CO2排出抑制目標の差異、節エネの有無によって、2020~2050年頃の中長期におけるエネルギー・電源のポートフォリオにどのような違いが生じるのか、そして、そのとき、電力供給コスト、エネルギーセキュリティ、産業、家計、雇用への影響にどのような差異が生じるのか等について、RITEがこれまでに開発してきた世界エネルギーモデルDNE21+および世界経済モデルDEARSの2種類のモデルを用いて、定量的かつ総合的な分析を行いました。(平成24年5月14日更新)
- パートI:日本のCO2排出削減レベルを所与とした場合の分析
中長期の電力需給と地球温暖化対策の分析・評価(PDFファイル3,798KB
- 報告書<概要版>はこちら
中長期の電力需給と地球温暖化対策の分析・評価(報告書概要)(PDFファイル352KB
- パートII:世界全体のCO2排出量や濃度安定化レベルを所与とし、その中で整合的な日本のCO2削減量の分析
世界の長期的CO2削減における日本の電力需給に関する総合的な分析・評価(PDFファイル2,832KB)
また、原発代替に伴うコスト推計事例について、より正しい理解のため解説を行いました。
- 原発代替に伴うコストは? -正しい理解のために―(PDFファイル301KB)