エネルギーは大切に使われている?
運輸部門
運輸部門には、家庭で保有する乗用車のほか、バス、タクシー、トラック、鉄道、船舶、飛行機などが含まれます。
日本では、エネルギー消費量はこのうち乗用車が最も多く、産業の発展とともに、乗用車の保有台数の増加や、大型化なども進み、エネルギー消費量は上昇し続けました。
しかしながら昨今の車の開発はめざましく、エネルギーの種類も多様で、環境に配慮した様々な自動車が出回っていて、燃費も大きく向上しています。
ガソリン自動車
エンジンが使われます。空気とガソリンの混合体をエンジンに送り込みます。空気とガソリンが混じった気体をエンジン内で圧縮します。圧縮した気体を電気で着火し爆発させます。この爆発を利用してエンジンのピストンを動かし、車を動かします。
パラレルハイブリッド自動車
エンジンがメインで、補助にモーターが使われます。走行時はエンジンが主体となり、発進や加速などエンジンに負荷がかかる時にモーターが作動し、駆動力を補助します。アクセルを離したり、減速すると駆動用であったモーターが発電機に変わり、バッテリーを充電します。
シリーズ・パラレルハイブリッド自動車
エンジンだけ、モーターだけ、あるいは両方を最適に組み合わせて走行します。発進時などの低速走行はモーターで、加速が必要な時はエンジンとモーターが一緒に作動します。また安定時には、走行中にエンジンで発電機をまわして充電することができます。
プラグインハイブリッド自動車
家庭用電源で充電できるハイブリッド車。一般のハイブリッド車よりもバッテリーの容量が大きいので、モーターによる走行が、より長距離になりました。長距離走行や高速走行時は、エンジンとモーターで駆動します。
電気自動車
ガソリン車と比較すると、動力機関がモーターと制御装置、燃料はバッテリーに蓄えられた電気を使って走行します。電気は家庭用電源で充電できます。